東京電力HD、カナダのシガーレイク・ウラン鉱山権益を売却へ

· 原子力発電

東京電力ホールディングス株式会社は、2026年6月3日、100%子会社であるテプコ・リソーシズが保有するカナダの「シガーレイク・ウラン鉱山プロジェクト」の全権益5%を共同鉱山会社へ売却することで合意したと発表しました

売却対象はテプコ・リソーシズが保有するシガーレイク・ウラン鉱山プロジェクトの全権益です。売却先はCameco CorporationおよびOrano Canada Inc.で、それぞれ2.871%、2.129%を取得します。必要な契約手続きや関係当局の承認を経て、2026年度第2四半期中の譲渡完了を予定しています。

資本効率向上を目的に権益を売却

東京電力HDは、ウラン需給見通しや自社の将来的な燃料需要、さらに同鉱山の生産終了時期が2030年代半ばと見込まれていることなどを総合的に勘案した結果、権益売却が資本効率向上につながると判断したとしています。

シガーレイク鉱山は世界有数の高品位ウラン鉱山として知られていますが、今回の売却により保有資産の効率化を進める方針です。

原子燃料の調達には影響なし

同社は、原子力発電所の運転に必要なウランについて、既存の在庫や今後の調達計画により必要量を確保できる見通しであり、原子力事業の運営に支障は生じないとしています。

原子力発電の再稼働や将来的な活用が議論される中、燃料権益の保有から市場調達を組み合わせた資源戦略への転換事例として注目されそうです。

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