【現地レポート】タイで加速するEVシフトと再エネ連携

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アワリーマッチング協議会では先週からコンサルテーションのためにタイを訪れています。今日は、タイで加速するEVシフトと再エネ連携 について書きたいと思います。

実は今、Grab(配車アプリ)で配車されたEV(AION)の中でChatGPTの助けを借りて原稿を書いています。

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当地でGrabを普通に利用すると、大体3回に1回程度でEVがやってきます。

EVが日常に溶け込むバンコク

タイでは近年、EV市場が急速に拡大しています。2024年にはEV乗用車の新車販売比率が約14%に達し、ASEAN最大級のEV市場となりました。

街中ではテスラやBYD、AION、MG、GWM(長城汽車)など中国系メーカーの車両を頻繁に見かけます。特に配車サービスではEV導入が進んでおり、市民にとって身近な移動手段として定着しつつあります。

私自身もこの一週間で何度もEVに乗車していますが、車内は静かで快適です。ドライバーさんに話を聞くと「燃料代が安い」「メンテナンス費用が抑えられる」と、概ね好印象です。

中国メーカー誘致を進めるタイの産業政策

タイ政府は2030年までに国内自動車生産の30%をゼロエミッション車とする「30@30政策」を掲げています。

その実現に向けて、購入補助金や税制優遇策を積極的に導入してきました。その結果、中国のBYD、AION、長城汽車、MGなどが相次いでタイへ進出しています。

特にBYDは東部ラヨーン県に大規模工場を建設し、ASEAN向け輸出拠点として活用しています。タイ政府は法人税減免などの優遇制度を用意し、EV関連投資を積極的に呼び込んでいます。

これは単なる環境政策ではありません。かつて「アジアのデトロイト」と呼ばれたタイが、EV時代においても自動車産業の中心地として生き残るための国家戦略でもあります。

PM2.5問題とEVへの期待

タイでEVが歓迎される理由は、気候変動対策だけではありません。

バンコクではPM2.5や窒素酸化物(NOx)による大気汚染が長年の課題となっています。乾季には大気汚染警報が発令されることもあり、市民生活や健康への影響が懸念されています。

こうした中、EVは走行時に排気ガスを排出しないため、市街地におけるPM2.5やNOxの削減策として大きな期待を集めています。

「EVは環境に良いだけでなく、街の空気を改善する」という認識を持つ市民も少なくありません。脱炭素と公害対策の両方を同時に実現できる技術として受け入れられていることが分かります。

太陽光発電とEVの連携も進展

そして、EVと太陽光発電を組み合わせた取り組みも進んでいます。世界中のトレンドと言ってよいかもしれません。

タイでは工業団地や物流施設、ショッピングモールなどで屋根上太陽光発電の導入が進んでいます。これらの施設では、昼間に発電した電力をEV充電に利用するケースも増えています。

国営電力会社EGATもソーラーカーポートやEV充電インフラの整備を進めており、再生可能エネルギーによるモビリティの脱炭素化を推進しています。

アワリーマッチングへの期待

EVが増えるほど、「どの再エネを使ったのか」だけでなく、「いつ発電した再エネを使ったのか」が重要になります。

例えば昼間の太陽光発電による電力を昼間にEVへ充電できれば、電力システム全体の効率向上やCO₂削減効果の最大化につながります。

私たちが推進しているアワリーマッチングは、こうした時間単位での再エネ利用を可視化し、評価する仕組みです。

先週から現地で調査をしていますが、EV、太陽光発電、蓄電池の普及が同時に進むタイは、アワリーマッチングの実装可能性が高い市場の一つだと感じています。

一般社団法人アワリーマッチング推進協議会の運営する電力・脱炭素無料ニュースサイト

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