洋上風力発電とデータセンターを直結、アイルランドEchelon社が推進する巨大インフラのグリーン化
洋上風力発電とデータセンターを直結、アイルランドEchelon社が推進する巨大インフラのグリーン化
環境省は、2026年3月、「データセンターによる再エネ利活用の促進に関するアニュアルレポート」を発行しました。この中で、データセンターの脱炭素化の好事例を紹介しています。
洋上風力発電とデータセンターを直結、アイルランドEchelon社が推進する巨大インフラのグリーン化
520メガワットの洋上風力発電からクリーン電力を直接調達
アイルランドを本拠地とするEchelon Data Centres社は、大規模なデータセンター開発において再生可能エネルギーの直接利用を極限まで追求しています。

同社がアークローで建設を進めているデータセンターは、最終的に200メガワットまで拡大予定の巨大施設ですが、その電力源として同国の大規模洋上風力発電所を活用します。
沖合に設置された最大76基、総容量520メガワットのタービン群から、地下の特別高圧ケーブルを通じてわずか6キロメートル離れたデータセンターへと直接電力を引き込むことで、送電ロスを最小限に抑えた100パーセント再生可能エネルギーでの稼働を実現します。
次世代エネルギーである水素のオンサイト生成も視野に
同プロジェクトの先進性は、単なる風力発電の利用にとどまりません。データセンターの敷地内において、風力発電の余剰電力を活用したグリーン水素の生成を模索しています。
オンサイトで水素を作り出し、それを施設のバックアップ電源や燃料電池のエネルギー源として利用することで、ディーゼル発電機に依存しない完全なゼロエミッション体制の構築を目指しています。
また、別の開発プロジェクトではバイオガスの導入も検討しており、洋上風力という地域の巨大な再生可能エネルギーポテンシャルと、次世代のクリーン技術を組み合わせた、データセンターの環境対応の最前線を示す事例となっています。
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