中部電力、岩手県で木質バイオマス発電所を稼働 地域未利用材を活用

· バイオマス発電,PPA,再エネ

中部電力、稲畑産業、古里木材物流の3社は、2026年5月27日、岩手県矢巾町で「矢巾バイオマス発電所」の営業運転開始を発表しました

岩手県産木質チップを燃料に活用

発電所の出力は1,990kWで、年間発電量は約1,450万kWhを見込んでいます。一般家庭約5,000世帯分に相当する規模で、燃料には岩手県内の林地残材や未利用間伐材などを原料とした木質チップを使用します。

Section image

事業主体は3社が共同出資する古里FICエネルギー合同会社で、2022年に設立されました。発電所は岩手県紫波郡矢巾町に立地し、木材輸送やチップ加工を担う地域事業者とも連携しながら運営を進める構成です。

中部電力は各地でバイオマス事業を展開

中部電力は近年、木質バイオマスや大型バイオマス混焼案件への投資を全国で進めています。発電と燃料調達、地域資源循環を組み合わせた事業モデルを複数地点で展開しており、地域分散型電源としての活用を強化している状況です。

FIT後を見据え、再エネの「発電量」だけでなく、安定供給可能な再エネ電源や地域循環型エネルギーへの注目が高まる中、木質バイオマスは調整力を持つ再エネとして一定の役割を担う可能性もありそうです。

Section image