のぞみエナジー・球磨風力発電の熊本県55.9MW風力発電計画に環境省が環境保全措置を要請

· 風力発電事業

環境省は、2026年2月13日、「(仮称)球磨村風力発電事業環境影響評価準備書」に対する環境大臣意見を経済産業大臣へ提出したと発表しました

本事業は、のぞみエナジー株式会社および球磨風力発電合同会社が、熊本県球磨村および芦北町で計画する陸上風力発電事業です。対象事業実施区域は約391haで、最大出力4,300kW級の風力発電機を最大13基設置し、総出力55,900kWを計画しています。

騒音や鳥類への影響低減を求める

環境大臣意見では、建設工事に伴う騒音影響を低減するため、騒音の大きい作業の短縮や分散、低騒音型建設機械の活用などの環境保全措置を求めました。

また、風車稼働後のバードストライクの発生状況や渡り鳥の飛行経路に関する事後調査を適切に実施し、重要な鳥類への重大な影響が確認された場合には、風車の稼働調整など追加的な対策を講じるよう要請しています。

累積影響への対応も重要課題

球磨地域では複数の再生可能エネルギー開発計画が進められていることから、環境省は他事業者から累積的影響の評価に必要な情報提供を求められた場合には、可能な限り情報共有を行うよう求めました。

本事業は2020年の配慮書手続き開始から環境影響評価を進めており、今後は環境大臣意見や熊本県知事意見を踏まえた経済産業大臣勧告を経て、評価書作成手続きへ移行します。再生可能エネルギー導入と地域環境保全の両立が引き続き重要な論点となりそうです。

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