キグナス石油と松尾産業、系統用蓄電池事業会社を設立 群馬県で2MW・8MWh蓄電所を運開へ
キグナス石油と松尾産業、系統用蓄電池事業会社を設立 群馬県で2MW・8MWh蓄電所を運開へ
キグナス石油株式会社は、2026年4月10日、松尾産業株式会社との共同出資による系統用蓄電池事業会社「合同会社M&K Energy」の設立を発表しました。
群馬県で系統用蓄電所の運営を開始
新会社M&K Energyは、再生可能エネルギーの導入拡大に伴い重要性が高まる系統用蓄電池事業を推進するために設立されました。両社は2026年4月9日に合弁契約を締結しており、群馬県邑楽郡において系統用蓄電所の運営を開始する予定です。
導入される蓄電池システムは、中国Gotion製の蓄電池を採用し、発電出力約2MW、蓄電池容量約8MWhの規模となります。商用運転開始は2026年5月を予定しており、容量市場や需給調整市場への対応も視野に入れた運用が行われる見通しです。

出力制御増加を背景に蓄電池事業へ参入
国内では太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーの導入拡大が進む一方、系統混雑や出力制御の発生が課題となっています。こうした中、余剰電力の吸収や需給バランスの調整を担う系統用蓄電池への期待が高まっています。
今回の事業では、需給調整市場での実運用を通じて蓄電池運用の知見を蓄積し、将来的な事業拡大に向けた収益モデルの確立を目指すとしています。石油製品販売を主力とするキグナス石油にとっては、エネルギー供給事業の多様化を進める取り組みの一つとなりそうです。
エネルギー事業の新たな展開を模索
キグナス石油は全国の販売ネットワークや事業基盤を持ち、松尾産業は産業機器やエネルギー関連分野で技術的な知見を有しています。両社は今後、蓄電池事業を起点として新たなエネルギービジネスの創出を進める方針です。
系統用蓄電池は、再エネ導入拡大に伴う調整力不足への対応だけでなく、電力市場を活用した収益化が可能なインフラとして注目されています。今回の2MW級案件は比較的小規模ながら、異業種企業による蓄電池市場参入の事例として今後の展開が注目されそうです。
出典:キグナス石油株式会社
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