日本風力サービスが北海道で進める檜山陸上ウィンドファーム計画、環境省が保安林・希少猛禽類への配慮求める

· 風力発電事業

環境省は、2025年2月18日、北海道松前町および上ノ国町で計画されている「(仮称)檜山陸上ウィンドファーム事業」に関する計画段階環境配慮書について、環境大臣意見を経済産業大臣へ提出したと発表しました

本事業は、日本風力サービス株式会社が計画する陸上風力発電事業で、事業実施想定区域面積は約3,380ha、総出力は最大240,000kW(240MW)です。計画では単機出力4,200~6,100kW級の大型風車を30~40基設置する構想となっています。

保安林や土砂災害リスクへの対応を要請

環境大臣意見では、事業区域の大部分が土砂流出防備保安林などに指定されている点を踏まえ、造成工事による土砂崩落や濁水流出の影響について十分な調査・予測・評価を実施するよう求めました。

また、土地改変を最小限に抑えるとともに、土砂流出リスクの高い区域の改変回避についても検討する必要があるとしています。

オジロワシやクマタカへの影響低減が課題

計画区域および周辺では、オジロワシ、オオワシ、クマタカなどの希少猛禽類の生息が確認されています。さらに周辺地域ではコヤマコウモリなどの死骸が既設風力発電設備周辺で確認されていることから、鳥類やコウモリ類への影響評価と環境保全措置の実施を求めました。

北海道南西部では大規模風力開発計画が相次いでおり、再生可能エネルギー導入拡大と自然環境保全を両立できる事業計画の策定が今後の重要な論点となりそうです。

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