Stonepeak傘下のKingdom、岡山県美作市の29MW蓄電所で初のプロジェクトファイナンスを実施

· 大規模系統用蓄電池事業

Kingdom Energy Storage Platformは、2026年4月7日、岡山県美作市で開発を進める系統用蓄電池プロジェクトにおいて、同社初となるプロジェクトファイナンス契約の締結を発表しました

岡山県で29MW・87MWhの蓄電池を開発

対象となる美作蓄電所は、出力29MW、蓄電池容量87MWhの系統用蓄電池プロジェクトです。蓄電池システムにはCATL製設備を採用し、2027年の運転開始を予定しています。

融資は株式会社三菱UFJ銀行がアレンジャー兼貸付人として組成し、蓄電池事業としては日本国内でも先行事例となる長期プロジェクトファイナンスを実現しました。蓄電所は卸電力市場や需給調整市場、容量市場など複数市場を活用しながら運用される見込みです。

長期脱炭素電源オークションを活用

本案件は2023年度に実施された長期脱炭素電源オークション(LTDA)の落札案件です。20年間の容量確保契約を背景に収益の安定性を高めたことで、プロジェクトファイナンスによる資金調達が可能になったとみられます。

近年、日本では再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、調整力を担う系統用蓄電池への投資が急増しています。一方で、蓄電池事業は市場価格変動リスクが大きく、金融機関による融資判断が課題とされてきました。今回の案件は、容量市場収入を活用した蓄電池向けノンリコース融資の先行事例として、今後の国内蓄電池市場の資金調達モデルに影響を与える可能性がありそうです。

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