ISO、ネットゼロ移行計画の国際規格「ISO 14060」案を公開 12週間の国際パブリックコメント開始

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国際標準化機構(ISO)は、2026年6月17日、ネットゼロ移行計画に関する国際規格案「ISO 14060(Net Zero Aligned Organizations)」のパブリックコメント開始を発表しました

ISO 14060は、企業や団体が策定するネットゼロ移行計画について、信頼性や透明性、検証可能性を高めるための国際規格案です。ISOは本規格を「ネットゼロ移行計画に関する世界初の国際的かつ独立検証可能な規格」と位置付けており、各組織がパリ協定と整合したネットゼロ戦略を構築するための共通フレームワークを提供するとしています。 (ISO)

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170か国超で意見募集を実施

今回公開されたISO/DIS 14060は、ISO加盟国による審議段階(Draft International Standard)に入りました。今後12週間にわたり、170か国超の各国標準化機関を通じて意見募集が行われ、各国の合意形成を経て最終規格化を目指します。国別のコンセンサス形成は2026年9月頃までに進められる見通しです。

規格は業種や規模を問わず適用可能とされ、温室効果ガス排出量の算定、削減目標設定、移行計画の策定、進捗管理、報告、第三者検証などを対象としています。Scope1、Scope2、Scope3を含む排出削減を重視し、オフセット依存ではなく実質的な削減を優先する考え方が盛り込まれています。

SBTiなど既存枠組みとの整合も視野

ISO 14060は、2022年に公表されたISO Net Zero Guidelines(IWA 42)を基礎として開発されています。開発には英国規格協会(BSI)とコロンビアのICONTECが主導し、企業、政府、学術機関、市民社会などから数百人規模の専門家が参加しました。ISOによると、この作業部会は同機構の歴史でも最大級の規模だったとしています。

また、Science Based Targets initiative(SBTi)など既存の気候関連フレームワークとの相互運用性も考慮されており、企業のネットゼロ宣言に対する説明責任や比較可能性の向上につながることが期待されます。

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