パワーエックス、前田建設向けに8,226kWhの系統用蓄電システムを受注 長野県御代田町で2026年冬稼働へ
パワーエックス、前田建設向けに8,226kWhの系統用蓄電システムを受注 長野県御代田町で2026年冬稼働へ
株式会社パワーエックスは、2025年12月4日、前田建設工業向けに系統用蓄電システム「Mega Power 2700A」3台を受注したと発表しました。
導入先は、前田建設が長野県北佐久郡御代田町で新設する「御代田町高圧蓄電所」です。蓄電容量は合計8,226kWh、公称出力は1.9MWで、2026年冬の運転開始を予定しています。電力系統に接続する系統用蓄電池として運用され、再生可能エネルギーの出力変動や需給バランスの調整に活用される見通しです。
長野県御代田町で高圧蓄電所を整備
今回採用された「Mega Power 2700A」は、20フィートISOコンテナ型の系統用蓄電システムで、1台あたり2,742kWhの蓄電容量を備えています。電池にはリン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池を採用し、岡山県玉野市で製造される構成です。
系統用蓄電池は、太陽光や風力など変動性再エネの導入拡大に伴い、需給調整や周波数維持、出力抑制の緩和などで重要性が高まっています。近年は容量市場や需給調整市場への参入を視野に、国内各地で蓄電所開発が進んでいる状況です。
御代田町高圧蓄電所でも、充放電を通じて系統安定化に寄与するとみられ、再エネ比率上昇時の柔軟性確保に活用される可能性があります。
系統用蓄電池市場の拡大続く
国内では、北海道や九州を中心に再エネ接続量の増加に伴う系統混雑や出力制御への対応が課題となっており、蓄電池による調整力への期待が強まっています。特に高圧・特別高圧領域では、コンテナ型蓄電システムを活用した系統蓄電所の建設計画が相次いでいます。
LFP電池は熱安定性や長寿命性を特徴とし、系統用蓄電池市場で採用が拡大している電池方式の一つです。国内製造設備を活用した調達体制も含め、電力インフラ向け蓄電設備の国産化や供給安定化につながる動きとして注目されそうです。
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