日本蓄電池、熊本県宇城市で系統用蓄電所の需給調整市場運用を開始

· 蓄電池事業

日本蓄電池株式会社は、2026年6月1日、熊本県宇城市に設置した系統用蓄電施設「NC宇城市豊野町蓄電所」について、需給調整市場向けの運用開始を発表しました。運用開始日は2026年5月28日です。

Section image

本施設は熊本県宇城市豊野町に立地し、定格出力1,988kW、蓄電容量8,146kWhの系統用蓄電池で構成されます。蓄電池システムはTMEIC製で、電池セルにはCATL製品を採用しています。アグリゲーション業務はデジタルグリッド株式会社が担い、需給調整市場への入札や運用を行います。

系統安定化に向けた蓄電池活用

再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、太陽光発電や風力発電の出力変動を吸収する調整力の重要性が高まっています。系統用蓄電池は、需給調整市場において周波数維持や需給バランス調整を担うリソースとして期待されており、本案件もその一環として位置付けられています。

日本蓄電池は施設の開発・運営・保守を担当し、デジタルグリッドは電力取引プラットフォームを活用した市場運用を実施するとしています。

今後の展開

同社は今後、全国で系統用蓄電所の開発を進める方針です。需給調整市場に加え、JEPX卸電力市場や容量市場など複数市場を組み合わせた運用モデルの構築を目指しており、再生可能エネルギーの導入拡大と電力系統の安定運用への貢献が期待されます。

一般社団法人アワリーマッチング推進協議会の運営する電力・脱炭素無料ニュースサイト

Section image