サンヴィレッジ、三重県名張市で2MW/8MWh蓄電所が商業運転開始 自社アグリゲーション事業へ参入

· 蓄電池事業

株式会社サンヴィレッジは、2025年11月25日、三重県名張市に建設した自社所有の系統用蓄電所が商業運転を開始したと発表しました

同蓄電所は、出力2MW、蓄電容量8MWhの高圧系統用蓄電所で、2025年10月20日に系統連系を完了。試運転を経て、11月20日から本格運転へ移行しました。サンヴィレッジとして初の「自社アグリゲーション案件」となります。

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卸売市場・需給調整市場・容量市場で運用

本蓄電所は、卸電力市場(JEPX)、需給調整市場、容量市場の3市場で運用されます。電力価格変動に応じた充放電や、周波数調整などの調整力供出を行う計画です。

系統用蓄電池は、再生可能エネルギーの大量導入に伴い重要性が高まっています。太陽光発電の出力変動や昼間余剰電力への対応に加え、電力需給逼迫時の供給力確保でも役割を担います。

近年は市場制度整備が進み、アグリゲーターによる複数市場横断運用が拡大しています。特に2MW級高圧蓄電所は、比較的短期間で開発できることから、全国で案件数が急増している状況です。

全国250か所・500MW開発を計画

サンヴィレッジは、これまでに中部電力管内で5件、東京電力管内で2件、合計7件の高圧蓄電所を系統連系しており、年内には全国15か所まで拡大する計画を示しています。

同社は2012年創業以来、北関東を中心に太陽光発電所開発を進めてきましたが、近年はFITに依存しないNon-FIT型太陽光や系統用蓄電池分野へ事業領域を広げています。

今後は全国250か所、合計500MW規模の蓄電池開発を目標としており、地方系統での調整力不足や再エネ出力制御への対応インフラとしての役割拡大が見込まれます。蓄電池事業者による自社アグリゲーション体制構築も、国内市場の新たな競争軸になりつつありそうです。

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