デジタルグリッド、初の100%自社保有系統用蓄電所が試運転開始 3年間で100億円投資へ

· 蓄電池事業

デジタルグリッド株式会社は、2026年4月27日、子会社のデジタルグリッドアセットマネジメント株式会社が保有する初の100%自社保有系統用蓄電所が竣工し、試運転を開始したと発表しました

同蓄電所は岐阜県大垣市に設置された「大垣市上石津一之瀬蓄電所」で、最大出力1,997kW、定格容量8,170kWhを備えます。今後はデジタルグリッドが需給管理(アグリゲーション)を担い、需給調整市場での運用を進める計画です。

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自社保有モデルで蓄電池事業を拡大

デジタルグリッドはこれまで、他社が保有する系統用蓄電池の運用受託事業を展開してきました。今回の案件はグループとして初めて蓄電所を自ら保有するプロジェクトとなります。

同社は2028年7月までの3年間で総額100億円規模の投資を実施し、系統用蓄電池事業をグループの主要事業の一つへ育成する方針です。運用面では卸電力市場や需給調整市場の価格変動を活用しながら収益化を図るとみられます。

再エネ拡大を支える蓄電池インフラ

太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、電力需給の変動への対応が重要な課題となっています。系統用蓄電池は余剰電力を吸収し、需要が高まる時間帯に放電することで系統安定化に貢献する設備です。

デジタルグリッドは電力・環境価値取引プラットフォーム「DGP」の運営や分散型電源アグリゲーション事業を展開しており、複数メーカーの蓄電池を統合制御する運用ノウハウを蓄積しています。今回の自社保有案件は、アグリゲーション事業とアセット保有を組み合わせた事業モデルの拡大につながる可能性があり、国内蓄電池市場の成長を象徴する事例の一つとなりそうです。

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