TAOKE ENERGY開発の「岩手北上蓄電所」が商業運転開始 東京センチュリーへ事業譲渡
TAOKE ENERGY開発の「岩手北上蓄電所」が商業運転開始 東京センチュリーへ事業譲渡
TAOKE ENERGY株式会社は、2025年12月10日、岩手県北上市において高圧系統用蓄電所「岩手北上蓄電所」の商業運転を開始したと発表しました。
同蓄電所は、TAOKE ENERGYが開発・建設を行い、完工後に東京センチュリーへ事業権利を譲渡した案件です。12月9日には現地で竣工式が開催され、TAOKE ENERGY、東京センチュリー、E-Flow合同会社の関係者が出席しました。

東北エリアで2MW級系統用蓄電所が稼働
「岩手北上蓄電所」は、岩手県北上市村崎野に立地し、定格出力1,990kW、定格容量8,146kWhの高圧系統用蓄電所です。電池方式にはリチウムイオン電池を採用し、敷地面積は約1,000㎡となっています。
近年、東北エリアでは風力・太陽光発電の導入拡大が進む一方、需給変動や出力制御対応が課題となっています。系統用蓄電池は、余剰電力の吸収や需給調整力供出を通じて、再エネ大量導入時の系統安定化に活用される重要設備として導入が加速しています。
特に2MW級の高圧蓄電所は、比較的短期間で建設可能なことから、近年全国的に案件数が増加しています。
開発から運営まで一貫支援
TAOKE ENERGYは、系統用蓄電所について、開発、インテグレーション、建設、投資、運営、アフターサービスまでを含む「全ライフサイクルサービス」を展開しています。
今回の案件は、その事業モデルを具体化した事例の一つと位置づけられています。完工後に金融・リース系事業者へ事業譲渡するモデルは、近年の国内蓄電池市場で増加しており、開発事業者とインフラ投資家の役割分担が進みつつあります。
同社によれば、これまでに65件の系統用蓄電所導入実績を持ち、そのうち5件は特別高圧案件だとしています。国内では、容量市場や需給調整市場の整備を背景に、蓄電池を活用した調整力ビジネスへの投資が急拡大しており、東北エリアでも系統安定化インフラとして導入拡大が見込まれます。
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