Shizen Connect、系統用蓄電池制御で国内首位を獲得 VPP市場で供給側・需要側の両領域を拡大

· DR・VPP,電池,需給調整市場

株式会社Shizen Connectは、2026年5月22日、系統用蓄電池などを対象としたACシステム・RAシステム分野で、2025年度の法人契約件数ベース国内シェア首位を獲得したと発表しました。富士経済が発刊した「分散型エネルギーリソース関連市場の現状と将来展望 2026」において、同社の市場シェアは約26%とされています。

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ACシステム・RAシステムは、系統用蓄電池や再エネ併設蓄電池などを遠隔制御し、卸電力市場や需給調整市場への入札・運用を最適化するVPP基盤です。アグリゲーションコーディネーター(AC)やリソースアグリゲーター(RA)が活用し、複数の分散型電源や需要設備を統合制御する役割を担います。

系統用蓄電池市場が急拡大

国内の系統用蓄電池市場は、再生可能エネルギー拡大や需給調整力不足への対応を背景に拡大が続いています。矢野経済研究所は、国内蓄電所ビジネス市場が2024年度の約450億円から2030年度には4,240億円規模へ成長すると予測しています。

また、経済産業省は2030年までの系統用蓄電池累計導入量を14.1〜23.8GWhと見込んでおり、第7次エネルギー基本計画でも蓄電池やDR(デマンドレスポンス)を重要技術として位置づけました。電力市場価格の変動拡大や再エネ出力変動への対応需要を背景に、制御プラットフォームの重要性が高まっている状況です。

データセンター向け高度制御にも展開

Shizen Connectは、これまで大手電力会社や都市ガス会社向けにVPP関連システムを提供してきました。2025年3月にはDR・VPPプラットフォーム分野でも国内シェア首位を獲得しており、今回の結果により「供給側」の系統用蓄電池制御と、「需要側」のDR制御の両分野でトップシェアとなりました。

同社は今後、系統用蓄電池と需要設備を統合した需給一体型制御を強化し、大規模データセンター向けのアワリーマッチング対応などにも取り組む方針です。AIを活用した市場運用最適化やリアルタイム制御の高度化が進めば、再エネ導入拡大と系統安定化の両立につながる可能性があります。

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