コスモエコパワーと富士電機、遠州風力由来のバーチャルPPAを締結 年間約4,210トンのCO2削減へ
コスモエコパワーと富士電機、遠州風力由来のバーチャルPPAを締結 年間約4,210トンのCO2削減へ
コスモエコパワー株式会社と富士電機株式会社は、2026年4月15日、バーチャルPPAを締結したと発表しました。
本契約では、コスモエコパワーが静岡県掛川市で建設を進める遠州風力発電所から創出される年間約1,000万kWh相当の環境価値を、富士電機が受け取ります。対象となるのは、パワー半導体を製造する富士電機松本工場(長野県松本市)です。
遠州風力発電所は、4,220kW級風車2基を設置する計画で、発電設備容量は6,330kWです。2027年度上半期の運転開始を予定しています。今回の環境価値活用により、年間約4,210トンのCO2排出削減効果を見込んでおり、一般家庭約1,700世帯分に相当するとしています。

半導体工場の再エネ調達を拡大
富士電機は「環境ビジョン2050」で、2030年度までに生産時の温室効果ガス排出量を2019年度比で46%超削減する目標を掲げています。加えて、全社電力使用量に占める再エネ比率を、2024年度実績の9%から2030年度に55%まで引き上げる計画です。
近年は、AI・データセンター・EV向け需要拡大を背景に、パワー半導体の製造拠点でも脱炭素電力調達の重要性が高まっています。バーチャルPPAを活用することで、工場所在地と異なる地域の再エネ環境価値を長期調達できる点が特徴です。
風力由来の環境価値活用が拡大
コスモエコパワーは、コスモエネルギーグループの再エネ事業会社として風力発電を中心に事業を展開しています。国内では太陽光中心だったコーポレートPPAに加え、風力発電由来の長期環境価値契約も増えつつあり、再エネ電源の多様化が進む可能性があります。

