中国Deye、ベランダ太陽光向け小型蓄電池を展開 欧州で拡大するプラグイン蓄電池市場
中国Deye、ベランダ太陽光向け小型蓄電池を展開 欧州で拡大するプラグイン蓄電池市場
Deyeは中国・寧波を拠点とするインバーター・蓄電池メーカーで、欧州やアフリカを中心に住宅向けESS市場を拡大しています。近年はハイブリッドインバーターや小型分散型蓄電池を強化しており、欧州ではベランダ太陽光(Balcony Solar)市場向け製品展開を加速しています。(Deye)
今回展示された「AE-F2.0-2H2」は、2kWh級LFP(リン酸鉄リチウムイオン)電池を搭載した小型蓄電システムです。AC/DC双方向対応、IP65防水、USB-A・Type-C端子搭載に加え、壁掛け・積み重ね設置へ対応し、最大10kWhまで拡張可能とされています。(Deye)
さらにDeye関連の展示・市場説明では、2.56kWhおよび5.12kWh級のマイクロ蓄電システムも紹介されており、IP65対応や柔軟なスタッキング構成を特徴としています。(LinkedIn)

欧州で急拡大するベランダ太陽光
欧州では、集合住宅のベランダへ小型太陽光パネルを設置する「Balcony Solar」が急速に普及しています。特にドイツでは簡易設置可能なPlug & Play型システムが広がっており、小型蓄電池と組み合わせた夜間自家消費需要も拡大しています。
従来の住宅用PVと異なり、バルコニーソーラーは数百W〜数kW規模の小容量分散型が中心で、DIY設置や後付け蓄電池との親和性が高い点が特徴です。Deyeも既存PVへのAC coupling対応を進めており、既設マイクロインバーターへの後付けを意識しているようです。(Deye)
日本でも制度議論本格化の可能性
日本ではベランダ太陽光はまだ限定的ですが、マンション居住比率の高さや災害時電源ニーズを考えると、小型PVと小型蓄電池の潜在需要は一定程度存在するとみられています。
一方、系統連系ルール、安全基準、逆潮流管理、消防規制など課題も多く、現時点では制度整備が十分進んでいるとは言い難い状況です。
欧州では市場拡大が制度整備を先行する形で進んでおり、日本でもアンダーグラウンド的に普及が進む前に、集合住宅向け小型PV・蓄電池のルール形成や安全基準整備を早めに議論する必要がありそうです。
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