エナジーパワー、有田湯浅町メガパワー蓄電所を取得 セールアンドリースバックで資産流動化へ

· 蓄電池事業

エナジーパワー株式会社は、2025年11月14日、和歌山県有田郡湯浅町に所在する系統用蓄電所「有田湯浅町メガパワー蓄電所」を取得するとともに、取得後に譲渡し、リース契約により継続利用する「セールアンドリースバック」を実施すると発表しました

取得対象となる蓄電所は、出力1,979kW、蓄電容量7,740kWhの高圧系統用蓄電所です。取得価額は約7億3,500万円(税抜)で、金融機関借入および自己資金を活用して取得を進めます。

系統用蓄電池事業を拡大

同蓄電所は、系統用蓄電池を活用した発電事業や、需給調整市場などでの調整力取引を目的とした設備です。

近年、再生可能エネルギー導入拡大に伴い、電力需給バランス維持のための調整力需要が急増しています。系統用蓄電池は、余剰電力の充電や需給逼迫時の放電を通じて、電力系統安定化を担う重要設備として導入が進んでいます。

特に高圧蓄電所は、比較的短期間で事業化できることから、需給調整市場や容量市場を活用した投資案件が増加しています。

MUFG系リース会社と契約

今回の案件では、取得後に第三者へ譲渡し、リース形式で継続利用するセールアンドリースバック方式を採用しています。

資料によると、契約先は「MUFGファイナンス&リース株式会社」で、リース対象資産総額は4億7,400万円(税抜)、リース期間は5年間となっています。また、工事代金支払先は、東京都港区に本社を置く株式会社イースト・エンジニアリングです。

近年、国内蓄電池市場では、金融機関系リース会社やインフラ投資家による資産保有ニーズが高まっており、開発・運営と資産保有を分離するスキームが増加しています。蓄電池市場拡大とともに、こうしたアセットファイナンス型の事業モデルも広がる可能性がありそうです。

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