グリーンパワーインベストメントいちき串木野・薩摩川内ウィンドファーム、に環境省が環境保全措置を要請
グリーンパワーインベストメントいちき串木野・薩摩川内ウィンドファーム、に環境省が環境保全措置を要請
環境省は、2025年1月24日、「(仮称)いちき串木野・薩摩川内ウィンドファーム環境影響評価準備書」に対する環境大臣意見を経済産業大臣へ提出したと発表しました。
本事業は、株式会社グリーンパワーインベストメントが鹿児島県薩摩川内市およびいちき串木野市で計画する陸上風力発電事業です。対象区域は約561haで、単機出力4,300kWの風力発電機11基を設置し、総出力は最大40,000kWを計画しています。
水環境や生態系への影響に配慮求める
環境大臣意見では、対象区域および周辺に水源かん養保安林や水道水源が存在することを踏まえ、濁水流出防止のための沈砂池設置など適切な環境保全措置を講じるよう求めました。
また、準絶滅危惧種に指定されているアカハライモリなどの生息が確認されていることから、専門家の助言を踏まえた保全対策の実施も要請しています。
さらに、造成工事に伴い発生する残土については、事業区域内での盛土を優先するのではなく、関係機関との調整を行いながら区域外での再利用も継続して検討するよう求めています。
クマタカへの影響調査を重視
対象区域周辺では国内希少種であるクマタカの複数ペアの生息が確認されています。このため環境省は、風車稼働後のバードストライク発生状況について適切な事後調査を実施し、必要に応じて追加的な環境保全措置を講じるよう求めました。
今後、事業者は環境大臣意見や鹿児島県知事意見を踏まえた経済産業大臣勧告を受け、環境影響評価書の作成手続きを進めます。再生可能エネルギー導入拡大と地域環境保全の両立が重要な論点となりそうです。
出典:環境省 報道発表資料

