北陸電力、神通川第三発電所の出力増強を開始 年間約290トンのCO2削減効果
北陸電力、神通川第三発電所の出力増強を開始 年間約290トンのCO2削減効果
北陸電力株式会社は、2026年4月15日、富山県富山市の神通川第三発電所において発電出力を170kW増加し、4月14日から営業運転を開始したと発表しました。
今回の出力変更は、水車設備の改修によって発電能力向上を確認できたことを受けたものです。変更後の発電出力は9,570kWとなり、年間の増加発電電力量は約70万kWhを見込んでいます。これは一般家庭約250世帯分の年間使用電力量に相当するとしています。

水車改修で既設水力を有効活用
神通川第三発電所は、昭和30年1月に運転を開始した既設水力発電所です。立軸単輪単流半渦巻フランシス水車1台と、立軸三相交流同期発電機を備え、最大使用水量は毎秒110立方メートルとなっています。
北陸電力は、新中期経営計画で「2030年代早期に再生可能エネルギー電源の発電出力を2018年度比で100万kW以上拡大する」との目標を掲げており、既設設備の改修や有効活用を進めています。今回のような既設水力の出力向上は、新規開発に比べて環境負荷や系統接続面での制約を抑えながら再エネ供給力を積み増せる点が特徴です。
年間約290トンのCO2削減効果
同発電所の出力増加により、年間約290トンのCO2排出削減効果を見込むとしています。国内では大規模ダム開発が難しくなる中、既存水力設備のリパワリングや効率改善による再エネ拡大が各電力会社で進みつつあります。
老朽化設備の更新と発電効率向上を組み合わせた取り組みは、安定供給と脱炭素化の両立を支える施策として広がる可能性がありそうです。
出典:北陸電力ニュースリリース
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