トリナ・ソーラー、変換効率29.2%・907Wのペロブスカイト・タンデム太陽電池モジュールを発表
トリナ・ソーラー、変換効率29.2%・907Wのペロブスカイト・タンデム太陽電池モジュールを発表
Trina Solarは、2026年6月、最大出力907W、モジュール変換効率29.2%を達成したペロブスカイト・シリコンタンデム太陽電池モジュールを発表しました。報道によれば、ドイツの認証機関TÜV SÜDによる試験で、フルモジュール変換効率29.2%が確認されたとされています。

本モジュールは、n型TOPCon結晶シリコンセルとペロブスカイト上部セルを組み合わせた2端子タンデム構造を採用しています。210mmウエハ技術をベースに設計されており、従来のシリコン単接合セルでは活用が難しい波長領域の光も利用することで高効率化を図っています。
量産化を視野に入れた高効率モジュール
トリナ・ソーラーは近年、タンデム太陽電池技術の開発を加速しています。2025年には808Wのタンデムモジュールを発表しました。さらに2026年には、Fraunhofer ISE CalLab認証により32.6%のセル変換効率と865Wモジュール出力を達成したことも公表しています。
今回の907Wモジュールでは、大面積ペロブスカイト成膜技術やトンネル再結合コンタクト技術、高耐久封止技術などを採用し、量産適用を前提とした設計が進められているようです。IEC 61215およびIEC 61730に基づく信頼性試験も実施されたとしています。
次世代太陽電池市場への影響
シリコン太陽電池は理論効率上限に近づきつつあり、ペロブスカイト・シリコンタンデム技術は次世代PVの有力候補として注目されています。発電所向けモジュールでは700W級後半から800W級への大型化が進む中、900W超の量産対応モジュールが実現すれば、同一面積あたりの発電量向上やBOSコスト削減につながる可能性があります。
世界的な太陽光発電需要の拡大を背景に、各メーカーは30%近いモジュール変換効率の実用化を競っています。タンデム技術の量産展開が進めば、次世代太陽電池市場の競争環境にも大きな影響を与えることになりそうです。
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