日本蓄電池、全国14件の系統用蓄電施設向けに49億円のプロジェクトファイナンスを実行と発表

· 電池

日本蓄電池株式会社は、2026年4月27日、全国14か所の高圧系統用蓄電施設を対象としたプロジェクトファイナンスを実行したと発表しました。資金調達は、同社が組成する特別目的会社(SPC)とリコーリース株式会社との間で締結された貸付限度額49億円の限度貸付契約に基づくもので、今回が初回実行となります。

Section image

SPCスキームによる資金調達

本件では、SPCを活用したプロジェクトファイナンスの枠組みが採用され、資産とキャッシュフローに基づく資金調達が行われています。アセットマネジメント業務は株式会社ecoプロパティーズに委託されており、複数案件を束ねたポートフォリオ型の運用体制が構築されています。

同社は、分散配置された複数の蓄電設備を対象とすることで、収益の安定化やリスク分散を図る狙いがあるとしています。

蓄電池事業の拡大と市場環境

系統用蓄電池は、卸電力市場や需給調整市場への参加を通じて収益を得るビジネスモデルが想定されており、今後の市場設計や制度動向が事業性に大きく影響します。特に再エネ比率の上昇に伴い、柔軟な調整力を提供する蓄電池への投資は拡大傾向にあります。

今回の資金調達は、国内における蓄電池プロジェクトのファイナンス手法の一例として、今後の事業展開や投資スキームの形成に影響を与える可能性があります。