あなぶきグループ、1,997kWの系統用蓄電池事業へ参入 宮崎県三股町で2027年運転開始へ
あなぶきグループ、1,997kWの系統用蓄電池事業へ参入 宮崎県三股町で2027年運転開始へ
あなぶきグループは、宮崎県北諸県郡三股町における系統用蓄電池事業の第一号案件推進を決定し、蓄電池事業へ本格参入すると発表しました。 再生可能エネルギー導入拡大に伴う電力需給調整ニーズの高まりを背景に、電力インフラ分野へ事業領域を広げます。
今回の案件は宮崎県北諸県郡三股町に設置される予定で、出力規模は1,997kW、蓄電容量は8,944kWhを計画しています。運転開始は2027年2月を予定しており、施工および保守・管理は同社100%子会社の日本電力株式会社が担当。アグリゲーターには株式会社ユーラスエナジーホールディングスを起用します。

九州エリアで拡大する系統用蓄電池投資
系統用蓄電池は、送配電網へ直接接続し、余剰電力の吸収や需給逼迫時の放電を行う大型蓄電設備です。太陽光発電比率が高い九州エリアでは、出力制御や昼夜間の価格差拡大が進んでおり、卸電力市場や需給調整市場を活用した蓄電池ビジネスへの投資が活発化しています。
特に近年は、再エネ大量導入によって昼間の電力価格が低下し、夕方以降に価格が上昇する傾向が強まっており、蓄電池による時間シフト価値が高まっています。系統安定化や周波数調整機能への期待も大きく、蓄電池は再エネ主力電源化を支える重要設備として位置付けられています。
福岡県・大分県でも開発を推進
同社は今後、宮崎県に加え、福岡県、大分県でも系統用蓄電池開発を進める方針を示しています。九州エリアを起点に、西日本へ展開を広げる計画です。
不動産会社による蓄電池事業参入は全国的に増加しており、遊休地活用やインフラ投資の多角化として注目されています。再エネ導入拡大と電力市場改革が進む中、地域系統の安定運用や価格変動緩和への寄与も見込まれそうです。
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