美樹工業、VRFB採用の系統用蓄電池事業へ参入 住友電工・エナリスと連携
美樹工業、VRFB採用の系統用蓄電池事業へ参入 住友電工・エナリスと連携
美樹工業は、2026年5月19日、次世代蓄電技術を活用した系統用蓄電池プロジェクトを開始すると発表しました。同社は長年取り組んできた再生可能エネルギー事業の実績を基盤に、新たに系統用蓄電池事業へ参入します。

今回の「阿曽蓄電池所」プロジェクトは、三井住友ファイナンス&リースと共同で申請し、経済産業省の「令和7年度 再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」に採択されました。
バナジウムレドックスフロー電池を採用
本事業では、住友電気工業製のバナジウムレドックスフロー電池(VRFB)を採用します。VRFBは、長寿命、高安全性、優れたリサイクル性を特徴とする蓄電技術で、大規模定置用途への適用が期待されています。
また、VRFB向け電解液には、福島県浪江町に製造拠点を持つLEシステム浪江工場製の電解液を使用予定です。国内製造サプライチェーンを活用することで、エネルギー安全保障や地域産業振興への波及も見込まれています。
近年、系統用蓄電池市場ではリチウムイオン電池が主流となっていますが、長時間蓄電や安全性重視用途ではフロー電池への関心も高まりつつあります。
JEPX・需給調整市場にも対応
市場取引運用はエナリスが担い、JEPX(日本卸電力取引所)、需給調整市場、容量市場など複数市場に対応した運用を行う予定です。電力需給変動へ柔軟に対応し、蓄電池収益を最大化するエネルギーマネジメントを目指します。
再エネ大量導入が進む中、系統安定化や出力変動吸収を担う蓄電池の重要性は急速に高まっています。今回のようなフロー電池を活用した国内系統用蓄電池モデルは、長寿命・高安全性を活かした新たな選択肢として注目されそうです。
出典:美樹工業
一般社団法人アワリーマッチング推進協議会の運営する電力・脱炭素無料ニュースサイト

