REXEV、小田原市で逆潮流型蓄電池を活用した地域電力マネジメントを開始
REXEV、小田原市で逆潮流型蓄電池を活用した地域電力マネジメントを開始
株式会社REXEVは、2026年5月11日、神奈川県小田原市において、太陽光発電併設蓄電池の「逆潮流」を活用した地域エネルギーマネジメント事業の開始を発表しました。
本事業では、太陽光発電と蓄電池を組み合わせ、需要家側に設置された蓄電池から系統側へ電力を逆潮流させる仕組みを活用します。東京電力グループ、京セラ、湘南電力などと連携し、市域単位での「電力地産地消プラットフォーム」構築を進めます。2026年3月27日には小田原市役所で運営開始式典も実施されました。

分散型エネルギーを地域内で最適制御
近年、再生可能エネルギー導入拡大に伴い、昼間の余剰太陽光や配電網混雑への対応が課題となっています。今回の取り組みでは、家庭や事業所に分散設置された蓄電池を遠隔制御し、地域全体で需給調整を行う次世代型のエネルギーマネジメントを目指します。
特に、従来は自家消費中心だった住宅用蓄電池について、系統への逆潮流を前提に制御する点が特徴です。地域内の再エネ余剰を域内で活用し、系統負荷の平準化や再エネ利用率向上につなげる構想です。
地域脱炭素と分散型電力システムの実装加速へ
小売電力、蓄電池制御、地域アグリゲーションを組み合わせた今回のモデルは、今後の地域脱炭素政策や配電網運用高度化にも影響を与える可能性があります。特に、DER(分散型エネルギーリソース)を自治体単位で統合制御する動きは、日本版VPP(仮想発電所)の実装事例としても注目されています。
再エネ比率上昇に伴い、電力と環境価値を時間単位・地域単位で制御する重要性は高まっています。こうした地域内循環型の電力運用は、アワリーマッチングやローカル需給最適化の実装を進める上でも示唆の大きい事例といえます。
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