GHGプロトコル、AMIパブリックコメント募集期限を延長 Scope2改定議論にも影響の可能性

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GHGプロトコル事務局は、2026年5月、Actions and Market Instruments(AMI)に関するパブリックコメントの提出期限を延長すると発表しました

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当初2026年5月31日としていた提出期限を、2026年6月15日23時59分(Pacific Time)まで延長します。GHGプロトコル事務局は、世界各地の関係者に追加検討時間を提供し、内部協議や詳細な意見提出を可能にするためと説明しています。

AMIは、企業の再エネ調達、電力契約、環境価値、政策支援、市場メカニズムなどをどのように温室効果ガス会計へ反映するかを整理する議論です。現在公開されているAMI White Paperはそのものとして位置付けられています。

Scope2改定とも相互に関連

AMI議論は、GHGプロトコルのScope2改定とも密接に関係しています。

Scope2では現在、アワリーマッチング、24/7 Carbon-Free Energy、地域整合性(Deliverability)、Residual Mixなどが主要論点となっており、企業の再エネ調達実態をどう反映するかが議論されています。

一方AMIでは、企業行動が実際の電力システムへ与える影響をどう評価するかが検討されており、両議論は制度的に関連し合っています。

次期文書公表時期にも影響か

GHGプロトコル事務局は2026年3月にも、ISO参加などを背景にScope2改定作業のさらなる遅延可能性を示していました。

今回AMI側でも期限延長が行われたことで、市場ではAMI・Scope2双方の次期文書発出時期にも影響が及ぶ可能性が意識され始めています。

企業実務、国際標準、再エネ市場制度との整合が複雑化する中、GHGプロトコル改定は長期化する可能性もありそうです。

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