日東工業とEMソリューションズ、工場受電設備にペロブスカイト設置実証 高圧設備130万口の活用可能性検証へ

· 太陽光発電,再エネ

EMソリューションズは、2026年4月23日、愛知県が進める「ペロブスカイト太陽電池普及拡大プロジェクト」に参画し、日東工業の瀬戸工場で次世代型ペロブスカイト太陽電池の実証を行うと発表しました

実証では、愛知県瀬戸市にある日東工業・瀬戸工場内の高圧受電設備の天面および扉面へ、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を設置します。発電した電力は周辺設備向け電源として活用される計画です。

Section image

実証期間は2026年11月頃から約2〜3年間を予定しており、実証規模は約1kW。発電量や経年変化、設備運用への影響などを検証します。(プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)

高圧受電設備を新たな設置場所として検証

今回の特徴は、工場や商業施設に広く設置されている「高圧受電設備」を太陽光設置場所として活用する点です。

一般的なシリコン型太陽電池は重量が大きく、耐荷重や設置スペースの制約が課題となるケースがあります。一方、ペロブスカイト太陽電池は軽量・薄型・柔軟という特徴を持ち、曲面や壁面など従来設置が難しかった場所への導入が期待されています。

EMソリューションズと日東工業は、全国に約130万口ある高圧受電設備に着目し、設置適地としての有効性を検証するとしています。(プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)

実証では、ペロブスカイト太陽電池と配電システムの連携、効率的なエネルギーマネジメント、設計・施工時の課題抽出なども進める計画です。

愛知県で進むペロブスカイト実装拡大

愛知県は2025年度に「あいちペロブスカイト太陽電池推進協議会」を設立し、公共施設や民間施設での実証導入を拡大しています。

2026年度は、名古屋高速道路の料金所壁面、名鉄神宮前駅のホーム屋根、東邦ガスのみなとアクルス施設壁面などでも導入が予定されており、道路・鉄道・工場・公共施設を横断した社会実装が進みつつあります。(愛知県公式サイト)

国内では太陽光設置適地不足が課題となる中、既存インフラ設備を活用したペロブスカイト展開モデルが確立されれば、都市部や工場設備への再エネ導入拡大につながる可能性があります。

一般社団法人アワリーマッチング推進協議会の運営する電力・脱炭素無料ニュースサイト

Section image