サステナブルホールディングス、三重県松阪市に2MW級の系統用蓄電所を新設 2026年に本格稼働へ
サステナブルホールディングス、三重県松阪市に2MW級の系統用蓄電所を新設 2026年に本格稼働へ
サステナブルホールディングス株式会社は、2025年12月3日、三重県松阪市に同社初となる系統用蓄電所を設置し、2026年6月頃から本格稼働を開始すると発表しました。

同施設は出力1,995kW、蓄電容量8,340kWhの規模を持ち、自社ブランド蓄電池「Raptor」を採用しています。2026年2月から試運転を開始し、アグリゲーター経由で卸電力市場(JEPX)、需給調整市場、容量市場の3市場へ参加する計画です。
液冷式蓄電池を採用、3市場運用へ対応
導入される「Raptor」は、1台あたり417kWhの液冷式キャビネット型蓄電池です。液冷方式を採用することで、温度管理性能や安全性、長寿命化を図る構成となっています。
系統用蓄電所は、再生可能エネルギーの出力変動を吸収し、需給バランスを維持する役割を担います。余剰電力を充電し、需要ピーク時に放電することで、電力価格変動への対応や系統安定化に活用されます。
特に近年は、太陽光発電の大量導入に伴う昼間の余剰電力増加や出力制御拡大を背景に、蓄電池を活用した調整力確保の重要性が高まっています。
容量市場や需給調整市場で活用拡大
本件では、アグリゲーターを通じて複数市場へ参加する運用形態を採用しています。卸電力市場では価格差を活用した売買を行い、需給調整市場では周波数調整や需給バランス維持、容量市場では将来的な供給力確保への貢献が想定されています。
国内では、北海道や九州を中心に再エネ接続量増加による系統制約が課題となっており、系統用蓄電池への投資が急増しています。近年はコンテナ型やキャビネット型を活用した2MW級案件が各地で増加しており、電力市場制度整備と合わせて事業化が進んでいる状況です。
蓄電池の国産運用ノウハウや市場運用技術を持つ事業者が増えることで、再エネ大量導入時代に向けた調整力インフラ整備が加速する可能性があります。
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