大阪ガス、姫路天然ガス発電所1・2号機が竣工 高効率LNG火力で電力安定供給強化

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大阪ガス株式会社は、2026年5月、本日、100%子会社の姫路天然ガス発電株式会社が運営する「姫路天然ガス発電所」(兵庫県姫路市)において、1号機・2号機の竣工式を実施したと発表しました。

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姫路天然ガス発電所は、LNG(液化天然ガス)を燃料とする高効率ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)方式を採用しています。ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせることで、従来型火力発電より高い熱効率を実現し、CO2排出量削減にもつながる設備です。

関西圏の供給力確保へ

近年、国内では再生可能エネルギー導入拡大が進む一方、需給逼迫時の調整力や安定供給力の重要性も高まっています。天然ガス火力は、出力調整が比較的柔軟であり、再エネ変動を補完する役割が期待されています。

姫路エリアは、LNG基地や既存エネルギーインフラが集積する地域でもあり、今回の発電所は関西圏の供給安定化に加え、電力市場自由化後の競争力強化にも寄与する可能性があります。

大阪ガスは、安定供給と環境負荷低減の両立を目指すとしています。

脱炭素移行期のガス火力の位置付けも焦点に

世界的には、脱炭素化に向け再エネ導入が進む一方、電力系統安定化を支える調整力確保が課題となっています。特にAIデータセンターや電化需要拡大に伴い、柔軟性を持つ天然ガス火力の役割を再評価する動きも出ています。

一方で、長期的には水素・アンモニア混焼やCCUS(CO2回収・利用・貯留)との組み合わせも議論されており、LNG火力を将来の低炭素インフラへどう転換していくかが今後の焦点となる可能性があります。

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