JEMA、太陽光架台設計指針の解釈整理を公表 「屋根周辺部」と地表面粗度区分を明確化

· 再エネ

一般社団法人日本電機工業会(JEMA)は、2026年3月31日、太陽電池アレイ用支持物の設計用荷重算出方法「JIS C 8955:2017」に関する解釈整理を発表しました。

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今回の文書では、太陽光発電設備の耐風設計で課題となっていた「屋根周辺部」の定義や、「地表面粗度区分」の適用方法について整理しています。

JIS C 8955は、太陽光架台や支持構造物に作用する風荷重や積雪荷重などを算定するための基準で、屋根設置型太陽光発電設備の安全設計に広く用いられています。

風圧係数の適用範囲を整理

文書では、建築物屋根上に設置される太陽電池アレイにおいて、風圧が大きくなる「屋根周辺部」の範囲について具体例を交えて説明しています。

また、周辺環境に応じて風速条件を定める「地表面粗度区分」についても、都市部・郊外・沿岸部など立地条件ごとの考え方を整理しました。

近年は、台風や強風による太陽光パネル飛散事故への対策強化が求められており、設計段階での荷重評価の重要性が高まっているとしています。

屋根置き太陽光の安全性確保へ

FITや自家消費型需要の拡大を背景に、工場や物流施設、商業施設への屋根置き太陽光導入が増加しています。

一方で、設置条件によっては局所的な風荷重増加が発生するため、設計基準の解釈統一や施工品質確保が業界課題となっています。

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