電事連、次世代電力システム構築に向けた制度設計案へ意見提出。LNG火力、取引市場等について
電事連、次世代電力システム構築に向けた制度設計案へ意見提出。LNG火力、取引市場等について
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電気事業連合会は28日、経済産業省の「電力システム改革の検証を踏まえた制度設計WG とりまとめ(案)」および「次世代の電力システム構築へ向けて ~中間整理~(案)」等に対し、以下の通り意見を提出したと発表しました。

【意見の概要(当研究所にて要約)】
1. 「電力システム改革の検証を踏まえた制度設計WG とりまとめ(案)」への意見
燃料確保と安定供給
- LNG調達状況の把握:年1回程度の定期調査を通じた契約実態および需給リスクの継続的な把握方針への容認
- 環境整備の推進:数量柔軟性の権利獲得や資源外交の展開など、事業者が調達契約を柔軟に活用できる環境の整備
- 民間主導の維持:燃料調達は商業ベースの取引を基本とし、過度な規制を避けることへの留意
供給力確保と投資予見性
- 具体的な供給力情報の公表:投資予見性向上のため、必要となる供給力の量・時期・エリアの明確化
- 政策の優先順位付け:安定供給の維持を大前提とした、脱炭素化施策への柔軟な検討
容量市場および補修調整
- 容量市場の迅速な改善:供給信頼度未達結果の評価に基づく、NetCONE価格の見直し等へのスピード感ある対応
- 不落札電源確保の仕組み:現行の予備電源制度等で対応できない理由の整理および、電源固有の事情を考慮した改善
- 補修時期の最適化:足元の需給状況に応じた課題整理と、対象電源および必要性の検討
経過措置料金
- 早期の料金解除:小売全面自由化の趣旨に則った、解除条件充足時の速やかな撤廃
- コスト回収の担保:旧一般電気事業者の供給義務遂行に不可欠な費用の確実な回収
- 外部費用の機動的な転嫁:燃料費調整上限の見直しや、非化石証書・容量拠出金・GXコスト等の外生的要因を反映できる制度の導入
市場整備(同時市場・中長期取引市場)
- 各主体の役割分担:同時市場導入後も、発電・小売・送配電の各事業者が果たすべき役割・責任の維持
- 中長期市場の価格設定:ザラバ方式の採用および、固定費・可変費をベースとした各発電事業者の裁量による価格設定
- 適切な市場監視:直接的な価格規制ではなく、市場の公正性を損なう行為に主眼を置いた監視体制
- 小売事業者の調達義務:全ての小売事業者への一定の電源調達義務課し、および実効性の乏しい先物商品の履行手段からの除外
ファイナンス支援
- 融資制度の評価:原子力をはじめとする大規模電源・系統投資に向けた政府信用力活用の融資制度創設の歓迎
- LNG火力の対象化:短期的な需給逼迫防止の観点から、トランジション電源としてのLNG火力を融資対象へ追加することの要望
- 個別事情の考慮:融資額の上限や期間などの条件設定における、個別案件に応じた柔軟な判断
2. 「次世代の電力システム構築へ向けて ~中間整理~」関連への意見
- 垂直連携の在り方:規制や罰則ではなく、発電から需要家までが「win-win」となる仕組みの構築
- 水平連携・多角化の促進:事業者の創意工夫に基づく事業展開を後押しする政策への期待 ・GX戦略地域との連携:脱炭素電源や系統整備に係る需要・供給両面からの実効性ある支援制度の検討
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