欧州エネルギー取引所、電力先物市場の年間取引量で過去最高を更新

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欧州エネルギー取引所(EEX)は13日、2025年における日本電力先物市場の年間取引量が、前年比約105%増の149.2TWh(テラワット時)に達し、過去最高を更新したことを発表しました。

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2024年の年間取引量は72.9TWhでしたが、1年で2倍以上の規模に急成長したことになります。特に2025年12月の月間取引量は17.5TWhを記録し、単月としての過去最高値も塗り替えました。

市場急拡大の主な要因として、2025年2月に導入された「日本電力オプション」や、同年10月に上場した日本の会計年度に対応する「年度物(Fiscal Year)先物」など、国内事業者のニーズに合わせた新商品が相次いで投入されたことが挙げられます。

また、取引参加社数も2024年末の89社から、2025年末には110社を超える規模まで増加しました。2025年4月からは、従来のブローカー経由の取引だけでなく、取引所内の板取引(オーダーブック)も開始されたことで、市場の流動性が一段と高まっています。

日本の電力デリバティブ市場において、EEXは現在99%近いシェアを占めています。EEXと東京商品取引所(TOCOM)を合わせた電力先物取引の総量は、日本の年間総電力需要の約17.4%に相当する規模まで成長しており、電力価格の変動リスクを抑えるヘッジ手段として、先物市場の存在感が急速に高まっています。