東急不動産と清水建設、使用済み太陽光パネルを再利用、建設現場2カ所へ設置

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清水建設(敬称略)は9日、東急不動産が所有する太陽光発電所において役割を終えた使用済み太陽光パネルをリユースし、清水建設が施工を担う建設現場2カ所に設置したと発表しました。

東急不動産がリユースパネルの供給を、清水建設が現場への設置・施工および運用をそれぞれ担当し、建設現場内での自家消費体制を構築したとしています。

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北海道内2箇所の建設現場における具体的な活用事例

リユースされた太陽光パネルは、現在清水建設が北海道内で施工中の「大沼トンネル峠下工区新設工事」および「(仮称)松前2期陸上風力発電所建設工事」の計2箇所に設置されています。

大沼トンネルの現場では、発電した電力を併設されたバッテリーに蓄電し、インフォメーションセンター内のモニター電源として活用しています。この蓄電システムは最短36分で満充電が可能であり、満充電時には8台のモニターを約10時間稼働させる能力を有します。

多角的な機能付加とサーキュラーエコノミーの実現

また、松前2期陸上風力発電所の建設現場においては、発電した電力を現場事務所の照明電力として利用するほか、パネルを地面に対し垂直に設置する工法を採用しました。これにより、発電機能のみならず資材置き場の目隠しとしての役割を兼ね備え、防犯性の向上にも寄与しています。

国内ではFIT制度導入後に普及した太陽光パネルが2030年代中盤に大量廃棄を迎えることが懸念されています。両社は本事業を通じて、廃棄物の発生抑制と環境配慮型の現場運営を両立させ、循環型社会の形成に向けたモデルケースの確立を目指します。

ソース元の記事タイトル:使用済み太陽光パネルの再利用で、循環型社会の形成に寄与 ~建設現場への設置により、環境配慮型の現場運営を推進~