米エネルギー長官「データセンターは電気代高騰の原因ではない」民主党の責任転嫁を非難
米エネルギー長官「データセンターは電気代高騰の原因ではない」民主党の責任転嫁を非難
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クリス・ライト(Chris Wright)米エネルギー省(DOE)長官が、日本時間の1月20日、データセンターの電力需要と電気料金高騰の関係について、従来の民主党の主張を真っ向から否定する見解を示しました。

ライト長官はX(旧Twitter)への投稿、およびブルームバーグのインタビューにおいて、データセンターは電気料金高騰の「犯人」ではなく、むしろトランプ政権が進めるエネルギー政策における「解決策の鍵」であると強調しました。
ライト長官は、民主党がデータセンターをスケープゴートにしている現状を「責任転嫁」として非難。「彼ら(民主党)は、自分たちの失策によるエネルギー価格の上昇を隠すために、AIやデータセンターを悪者に仕立て上げている」としています。
現在、民主党の一部議員は、AIブームに伴うデータセンターの爆発的な電力需要が一般家庭の電気代を押し上げていると主張しています。ライト長官はこれを明確に否定。むしろ、民主党政権下での過度な再生可能エネルギーへの傾倒と、安価で安定した化石燃料・原子力発電所の閉鎖こそが、供給力不足と価格高騰の真因であると主張しました。
民主党や批判者たちは、データセンターが電気料金高騰の原因だと言っているが、それは事実ではない。データセンターは電気代を上げる原因ではなく、実際には解決策の重要な一部になり得るのだ。
トランプ政権はデータセンターを単なる「消費者」ではなく、エネルギーインフラのパートナー」として位置づけを修正しつつあります。
トランプ大統領の行政命令に基づき、ライト長官は以下の戦略を提示しています。
①Bring Your Own Powerモデル
大手テック企業に対し、データセンターが必要な電力を確保するために、自ら新たな発電所(天然ガスや次世代原子炉など)への投資や建設を求める。
②既存資産の最大活用
データセンターの需要を呼び水に、閉鎖予定だった火力発電所の稼働延長や、送電網の効率化を推進する。
③15年間の長期契約(PJMオークション等)
テック企業に長期的な電力購入を約束させることで、新たなベースロード電源(安定電源)の建設資金を民間から引き出し、一般家庭の負担を軽減する。
「データセンターをハグすべきだ」
ライト長官は以前にも「データセンターに怒りを感じている人々は、むしろ彼らをハグし、キスすべきだ」「電気代が高いのは(以前の政権による)選択の結果だ。我々はその選択を変え、再び安価なエネルギー供給を取り戻す」と独特の表現で語っています。
これは、データセンターが米国に製造業を呼び戻し、AI競争で勝利するために不可欠であるだけでなく、適切に管理すれば送電網の近代化と低コスト化を牽引するエンジンになるという考えに基づいています。
今回の発言は、中間選挙を控え、共和党トランプ政権が「データセンター=電力危機の原因」というネガティブな主張との反対の姿勢を明確にし、「データセンターと電力」について政策論争を仕掛ける狙いがあると当研究所では分析しています。
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