独EnBW、英国洋上風力プロジェクトから撤退―JERA Nexと今後の方針を協議

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ドイツのエネルギー大手EnBW(アンベーヴェー)は15日、英国アイリッシュ海で計画を進めていた計3GW(ギガワット)規模の洋上風力発電プロジェクト「Mona(モナ)」および「Morgan(モーガン)」から撤退することを発表しました。この決定に伴い、同社は2025年度決算において約12億ユーロ(約1,900億円以上)の非現金減損損失を計上する見通しです。

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同社はこれまでに、英王室の不動産管理団体「クラウン・エステート」に対し、プロジェクトのリース手数料として計8億4,000万ポンド(約1,600億円)を支払っていますが、今後は一切の支払いを停止します。なお、今回の減損処理は非現金支出であるため、同社のキャッシュフローや2025年度の調整後EBITDA見通し(48億〜53億ユーロ)に変更はないとしています。

EnBWは今後、JERA Nexを含むステークホルダーと協力し、残存する業務のクローズ作業を進めるとしています。今回の決定は、コスト増に直面する欧州の洋上風力業界において、大手開発業者がより厳格な投資判断を迫られている現状を浮き彫りにしました。