観光庁、サステナブルな旅アワードを発表

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観光庁22日、持続可能な観光の推進を目的とした第3回「サステナブルな旅アワード」の表彰式を東京都内で開催しました。このアワードは、地域の自然や文化を活かしながら地域経済の好循環を生み出す優れた旅行商品や取り組みを顕彰するもので、今回は計10団体が選出されました。

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富山県砺波・南砺エリアの伝統景観保全プロジェクトが大賞に

最高賞である大賞には、一般社団法人富山県西部観光社 水と匠(富山県砺波市・南砺市)による「カイニョお手入れツアー 次世代へ紡ぐ、散居村保全と循環型社会の再生」が選ばれました。カイニョとは散居村の家々を囲む屋敷林のことで、このツアーは観光を手段として伝統的な景観維持や防災・生物多様性の確保を目指すものです。

地域住民の意識変化をもたらし、環境省の自然共生サイト認定申請を見据えるなど、観光が環境改善に寄与する「再生型観光」のモデルとして高く評価されました。

稼げるサステナブルツーリズムへの進化と若手の活躍

審査委員長を務めた小林英俊北海道大学客員教授は、今回の受賞商品の特徴として「再生型観光への進化」「若手Iターン・Uターン層による主導」「収益性の確立」の3点を挙げました。

単なる環境保護に留まらず、関わる人々が適正な対価を得て、次世代が育つ仕組みが明確になってきたことが、日本のサステナブルツーリズムが新たな段階に入った証左であると総評しました。