世界の時間排出係数速報【26日(月曜日)】

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2026年1月26日(月曜日)の世界の時間帯別CO2排出係数をお知らせします。

1. イギリス:週明けの需要増と風力低下により悪化

前日の日曜日は風力が好調でしたが、月曜日は風が弱まり、朝のピーク時に向けて天然ガス火力の稼働が大幅に増えました。輸入電力もフル活用されていますが、全体として係数は前日より上昇しています。(NESO)

時間帯別CO2排出係数

日中平均:0.166 kg/kWh

夜間ピーク:0.210 kg/kWh

深夜ボトム:0.115 kg/kWh

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2. スペイン:風力優位を維持するも需要増でやや上昇

風力発電が引き続き供給の40パーセント以上を占めていますが、週明けの産業需要の再開により、補完的なガス火力の稼働が増加しました。依然として欧州内では低水準を維持しています。(Red Electrica)

時間帯別CO2排出係数

日中ボトム:0.080 - 0.105 kg/kWh

夜間ピーク:0.160 - 0.190 kg/kWh

3. ドイツ:需要回復と再エネ不足で石炭比率が上昇

月曜日の朝から産業需要が急増しましたが、風力および太陽光ともに供給をカバーしきれず、石炭およびガス火力が主力となりました。排出係数は前日の0.3kg台から0.4kg台後半へ悪化しています。(Fraunhofer ISE)

時間帯別CO2排出係数

日中ボトム:0.420 - 0.460 kg/kWh

夜間ピーク:0.520 - 0.580 kg/kWh

4. 米国カリフォルニア州:日中の再エネ寄与と日没後の急増

日中は快晴で太陽光が需要の約半分を賄い、非常に低い係数を維持しました。しかし週明け夕方以降、暖房需要と生活需要が重なり、ガス火力の急峻な立ち上がりで係数が跳ね上がっています。(CAISO)

時間帯別CO2排出係数

日中ボトム:0.050 - 0.090 kg/kWh

夜間ピーク:0.290 - 0.320 kg/kWh

5. 米国PJM(東部・中西部):冬嵐による緊急事態継続で極めて高い水準

歴史的な冬嵐の影響で電力需要が過去最高水準を記録し続けています。緊急命令により環境規制を一時緩和して石炭およびガス火力を最大出力で運転しているため、排出係数は異常に高い水準です。(PJM)

時間帯別CO2排出係数

日中平均:0.580 - 0.650 kg/kWh

夜間ピーク:0.680 - 0.750 kg/kWh

6. 東京電力管内:週明けの冷え込みと需要増で高止まり

月曜日の産業需要再開に加え、厳しい寒さによる暖房需要で朝晩の負荷が非常に高くなっています。日中の太陽光による緩和はあるものの、LNG火力が終日フル稼働に近い状態です。(推計値)

時間帯別CO2排出係数

日中ボトム:0.380 kg/kWh

夜間ピーク:0.580 - 0.630 kg/kWh

7. 九州電力管内:週明けでも太陽光寄与により低水準を維持

産業需要は増えましたが、好天により日中は太陽光が供給の主役となりました。原子力発電のベースロードと合わせ、日中の排出係数は0.2kgを切る低水準ですが、夜間は火力切り替えで上昇します。(推計値)

時間帯別CO2排出係数

日中ボトム:0.160 - 0.220 kg/kWh

夜間ピーク:0.480 - 0.540 kg/kWh