2025年の世界平均気温は14.97度。観測史上3番目の高温を記録し地球温暖化が加速
2025年の世界平均気温は14.97度。観測史上3番目の高温を記録し地球温暖化が加速
>>ニュースサイトTopへ >>会社HPへ
欧州中期予報センター(ECMWF)が運営するEUの気候監視機関、コペルニクス気候変動サービス(C3S)は8日、2025年の世界平均気温が14.97度であったと発表しました。この数値は、産業革命前(1850から1900年)の参照期間と比較して約1.47度の上昇に相当します。2025年は、観測史上最高気温を記録した2024年(1.60度上昇)、および2023年に次ぐ、史上3番目に高い平均気温の年となりました。

1.5度目標の突破と温暖化ピッチの加速
2023年から2025年までの直近3年間の地球平均気温が、産業革命前比で初めて1.5度の限界値を超えました。
現在の長期的な温暖化レベルは、複数の推定手法により産業革命前比で約1.4度上昇した地点にあると分析されています。このペースが継続した場合、パリ協定が長期的な目標として掲げる1.5度の上限値には今後10年以内に到達する可能性が高く、これは協定締結時の当初予測よりも10年以上早い到達となります。
極域の気温上昇と海洋変動要因の寄与
2025年の陸域気温は10.08度と観測史上2番目の高さを記録しましたが、特に南北の両極域における気温上昇が顕著であり、中緯度地域を上回るピッチで温暖化が進行している実態が裏付けられました。
また、大気中の温室効果ガス(GHG)濃度は、継続的な排出と自然吸収源の減少により蓄積し続けています。これに加えて、東太平洋赤道付近のエルニーニョ現象や海洋変動に伴う記録的な海面水温の上昇、エアロゾルや低層雲の変化、大気循環の変動といった複雑な要因が相互に作用し、近年の異常な高温を増幅させています。
日本でも日本でも気温上昇が深刻化
日本でも気温上昇が深刻化しています。
気象庁の集計によれば、日本近海の海面水温が統計史上最高を記録した影響もあり、2025年の平均気温の基準値からの偏差はプラス1.23度に達しました。これは統計開始以来、2024年と2023年に次ぐ歴代3番目の高温であり、日本においても「異常高温の3年連続発生」という未曾有の事態となっています。
特に夏(6月から8月)の暑さは苛烈を極め、平均気温の偏差はプラス2.36度と観測史上最も暑い夏を更新しました。全国153地点のうち約9割で過去最高気温を塗り替え、伊勢崎市での41.8度観測や、35度以上の猛暑日の延べ地点数が過去最多となるなど、これまでの常識を覆す統計が並びました。日中のみならず、最低気温が25度を下回らない熱帯夜の発生数も急増しており、夜間の最低気温の底上げが年平均気温を押し上げる大きな要因となりました。
大気中の温室効果ガス蓄積による熱の籠もりという「ベースラインの底上げ」の上に、エルニーニョ現象後の海洋変動が重なることで、日本付近でも高気圧の勢力が異常に強まる構造が定着しました。
日本の気温上昇率は100年あたり約1.40度と世界平均を上回るペースで加速しており、2025年に見られた記録的な猛暑や最低気温の高さは、地球規模の気候危機が日本列島において具体化した結果であると専門家から指摘されています。
ソース元の記事タイトル:2025年(令和7年)の日本の平均気温と海面水温の状況(速報) リンク:https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/an_jpn.html
ソース元の記事タイトル:Copernicus: 2025 was the third-warmest year, as the 3-year global temperature average exceeds 1.5°C for the first time リンク:https://climate.copernicus.eu/copernicus-2025-was-third-warmest-year-3-year-global-temperature-average-exceeds-15degc-first-time
>>ニュースサイトTopへ >>会社HPへ
