【速報】米国の天然ガス先物、2022年以来の高値。世界でLNGカーゴの獲得競争が激化
【速報】米国の天然ガス先物、2022年以来の高値。世界でLNGカーゴの獲得競争が激化
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米国の天然ガス先物は、水曜日にMMBtu当たり4.7ドルまで20%超上昇し、週初からの上昇率は約26%に達しました。これは、米国が急速に寒冷化へと転じたことを受けた動きです。

米国の長期連休をまたぐ予報では、今後数週間にわたり、全米の広い地域で深刻かつ広範な北極圏由来の寒波が到来する見通しとなっています。中西部、中部大西洋岸、ニューイングランドの一部では、平年を少なくとも約4.4℃下回る平均気温が予想され、氷点下の気温はテキサス州の内陸部から南部全域へと広がる見込みです。加えて、着氷性暴風雪や大雪のリスクも指摘されています。
こうした寒冷な見通しは、暖房需要の持続的な増加を示唆するとともに、凍結による生産停止のリスクを高め、直近に見られた貯蔵在庫の余剰を解消する可能性があります。アパラチア地域では、1日当たり最大100億立方フィートのフリーズオフが発生する可能性があり、パーミアン盆地やヘインズビル盆地でも追加的なリスクが見込まれています。
また、国内需要を満たすため、LNG輸出施設からのガス供給が国内向けに振り向けられている状況も報告されています。
欧州天然ガス先物も高値
欧州の天然ガス先物は、メガワット時当たり39ユーロまで12%超上昇し、6月23日以来の高水準となりました。これは、米国とEUの緊張が高まる中で、供給安全保障への懸念が強まったためです。
価格は、グリーンランドや貿易を巡る対立が深まる中、米国がLNG輸出を交渉材料として用いる可能性への懸念から急騰しました。EUは2025年にガスおよびLNG輸入の27%を米国から調達しており、2021年の6%から大幅に増加していることから、このリスクは大きいとされています。
不透明感は、欧州議会が米EU通商協定の批准投票を凍結したことでさらに高まりました。これは、トランプ大統領が、欧州諸国がグリーンランドの米国所有を認めない場合に関税を課すと脅したことを受けた動きです。
欧州では、ガス貯蔵率が約49.1%まで低下し、前年同期の約60.2%を大きく下回っています。加えて、気温低下により需要がさらに押し上げられる見通しです。
アジア市場にも影響
欧米での急騰に加え、アジアでの寒冷化により、LNGカーゴの獲得競争が激化しています。
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