東京ガス、200台超の家庭用蓄電池による容量市場向けテスト

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東京ガス(敬称略)は21日、電力広域的運営推進機関(OCCTO)が規定する容量市場への参画を見据え、家庭用蓄電池を活用した実効性テストを実施したと発表しました。

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同社がアグリゲーターとして遠隔制御を行うリソースを束ね、発動指令に対する応答性能を確認したものです。

分散型エネルギーリソースを活用した実効性テストの概要

同社は、ソリューション事業ブランド「IGNITURE」のご家庭向けソリューションの1つとして、「蓄電池ネットワークサービス」を展開しています。2025年11月には、ShizenConnect(敬称略)と共に一次オフライン枠向け制御の共同技術実証を実施しました。

今回、同サービス加入の一部のお客さまの家庭用蓄電池を対象に、実運用を想定した一般送配電事業者からの発動指令に対応して、同時に複数の蓄電池を遠隔制御することで、供給力を創出・集約し、容量市場へ確実に提供できることを確認しました。

同社は、蓄電池ネットワークサービスをさらに拡充し、より多くの供給力を確保していくとともに、ポイント還元等も含めたお客さまへの経済価値還元につなげていき、将来的には、電気自動車や給湯器等も含め、ご家庭のさまざまなエネルギー機器を統合的に最適化する仕組みを構築した上で、国内の蓄電池メーカー、商社、販売施工店、自治体などの参画パートナーと連携し、低圧VPPの社会実装を推進し、電力システムの安定化に貢献していくとしています。

https://www.tokyo-gas.co.jp/news/press/20260121-01.html

(当研究所からの補足説明)

昼間の太陽光発電由来の電力を蓄電池に充電し、これを夜間に放電した場合、GC-EACが導入されれば、電力価値に加えて、プレミアムのついた環境価値として販売することができます。ダブルで得られる収益により、一層の採算性向上が期待できます。

さらに、ロケーション基準では、昼間の充電時送配電網排出係数が0.3で、夜間の放電時の係数が0.5であった場合、0.5-0.3=0.2の排出係数の削減効果が期待されます。