金、1トロイオンス5,000ドルを突破。銀は104ドルの高値。通貨不安・金利高と相まって、インフラセクターのコスト増に懸念

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金(ゴールド)の国際価格が1トロイオンス(約31.1グラム)あたり5,000ドル台に達し、26日午前8時時点で5,022ドルとなっています。

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一方、銀も先週末100ドルを突破し、26日午前8時時点で104ドルに達しています。

地政学リスクの高まりや米金融政策の混乱に備え、安全資産とされる金や銀を買う動きが強まっています。

金・銀価格の上昇は、素材価格の上昇に加え、通貨不安・金利高と相まって、インフラセクターのコスト増に影響を与えることが懸念されています。

また、現在は安値で推移している原油などの他の資源価格への波及を心配する声もあります。

背景

米国は、デンマーク自治領グリーンランド取得を目指し、欧州諸国と対立しています。市場は北大西洋条約機構(NATO)内部の亀裂が深まり地政学リスクが悪化することへの警戒感から、リスク回避の金買いを進めています。

トランプ米大統領がイランの周辺海域を念頭に原子力空母などを派遣していると表明したことも安全資産の需要を高めています。

さらに、米連邦準備理事会(FRB)の独立性が揺らいでいることも金価格の上昇につながっています。今月に入り、パウエルFRB議長は自身が刑事捜査の対象となったと公表しました。