オーストラリア、輸出LNGの国内確保を義務付け
オーストラリア、輸出LNGの国内確保を義務付け
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Reutersが2026年5月7日に報じたところによれば、豪州連邦政府はLNG輸出量の20%相当を国内市場向けへ優先供給する新制度の導入を検討しているとしています。主に新規契約やスポット販売を対象に、2027年から適用される方向と報じられています。
豪州では近年、アジア向けLNG輸出拡大による国内価格上昇や供給逼迫への懸念が高まっており、州政府レベルに加え、連邦政府レベルでも資源ナショナリズムを強める動きが進みつつあります。
これに先立ち、豪州・西オーストラリア州政府は、2026年5月時点でも、LNG輸出事業者に対して国内市場向けガス供給を求める「WA Domestic Gas Policy」を継続していることを明らかにしています。州政府は、輸出用ガス生産量の15%相当を州内需要向けとして確保する仕組みを導入しており、エネルギー安全保障や産業競争力維持を目的とした制度として運用しています。

同政策では、LNG輸出事業者に対して、国内供給インフラの整備や州内顧客への供給努力も求めています。対象は主に新規LNGプロジェクトで、長期的な国内供給確保を重視した制度設計となっています。
中東情勢悪化を受け、各国で資源の囲い込みが進行しており。輸入依存度の高い日本への影響拡大が懸念されます。

