ロックフェラー財団・世界銀行、アフリカで太陽光導入を支援。3億人への電力供給を目指す
ロックフェラー財団・世界銀行、アフリカで太陽光導入を支援。3億人への電力供給を目指す
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ロックフェラー財団と世界銀行は27日、アフリカ全域の農業を変革するために太陽光エネルギーを導入する大規模な投資計画を発表しました。
これは数百万ドル規模のイニシアチブで、ケニア、ナイジェリア、エチオピア、シエラレオネ、ウガンダ、コンゴ民主共和国の6カ国を重点対象として展開されます。

電力未普及地域へクリーンな農業技術を導入
このプログラムの主な目的は、電力が制限されている、あるいは全く利用できない地域の農業生産性を向上させ、収穫後の損失を削減することです。資金は非営利団体を通じて提供され、農家には太陽光発電を利用した各種設備が供給されます。
具体的には、灌漑用のソーラー水ポンプ、作物加工用の製粉機、そして食品保存のための冷蔵庫や冷房貯蔵ユニットなどが含まれます。ワシントンを拠点とする非営利団体「Clasp(クラスプ)」がプロジェクトの実施を担い、選定された国々でのシステム設置と配布を管理します。
ミッション300との連携と将来の拡張性
今回の取り組みは、世界銀行とアフリカ開発銀行が主導する広範な計画「ミッション300」に直結しています。これは2030年までにアフリカの3億人に電力を届けることを目標としたプロジェクトです。
ケニアのナイロビにある施設を視察したロックフェラー財団のラジブ・シャー会長は、このプロジェクトがさらなる拡大の可能性を秘めていると強調しました。現在の資金投入は初期段階のものであり、追加の財政支援が得られるにつれて、国ごとにプログラムを拡張できる柔軟な構造になっています。
農業課題の解決と経済・環境へのメリット
アフリカでは労働力の半数以上が農業に従事していますが、適切な貯蔵施設や冷蔵設備の不足により、収穫された作物の最大40%が廃棄されているという深刻な課題があります。太陽光発電による冷暖房ユニットが導入されれば、農家は作物を長期保存できるようになり、腐敗を防ぐための投げ売りを避け、より有利な価格で販売することが可能になります。
また、高価で環境負荷の高いディーゼル発電機からの脱却は、農家のエネルギーコスト削減と二酸化炭素排出量の抑制に大きく貢献します。この投資は、気候変動対策とエネルギーアクセス向上を同時に進めることで、農村部の所得を増やし、地域全体の食料安全保障を強化することを目指しています。
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