世界の時間炭素強度速報【1月20日(火)】

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2026年1月20日(火曜日)の、世界の時間帯別CO2排出係数をお知らせします。数値は各国の情報ソースを基に、当社が推定した概算値です。

1. イギリス:平日需要の回復によりガス火力が上昇

平日の需要増に伴い、風力発電の比率が相対的に低下し、バックアップの天然ガス火力への依存度が前日より高まりました。排出係数は中位で推移しています。(NESO)

時間帯別CO2排出係数

日中平均:0.165 kg/kWh

夕方ピーク:0.198 kg/kWh

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画像は1/21時点の値

2. スペイン:依然として圧倒的な低炭素を維持

平日も風力・太陽光等のクリーン電源が供給の70%以上をカバー。日中は太陽光の出力により、排出係数は0.1kg以下の極めて低い水準を継続しました。(Red Electrica)

時間帯別CO2排出係数

日中ボトム:0.080 - 0.095 kg/kWh

夜間ピーク:0.150 - 0.175 kg/kWh

3. ドイツ:産業需要増により石炭・ガス火力が稼働

週明けの活発な経済活動により需要が増大。風力が一定の寄与を見せたものの、不足分を補う石炭およびガス火力の稼働が増えたため、排出係数は前日より悪化傾向にあります。(Fraunhofer ISE)

時間帯別CO2排出係数

日中ボトム:0.350 - 0.390 kg/kWh

夜間ピーク:0.480 - 0.520 kg/kWh

4. 米国カリフォルニア州:平日午後の太陽光過剰供給

平日の日中も快晴により太陽光発電が供給の過半数を占めましたが、夕方以降の需要増に対しガス火力が急激に立ち上がるダックカーブがより鮮明に現れています。(CAISO)

時間帯別CO2排出係数

日中ボトム:0.050 - 0.090 kg/kWh

夜間ピーク:0.260 - 0.300 kg/kWh

5. 米国PJM(東部・中西部):寒波と平日需要の二重苦

米東部を覆う寒波が継続し、平日の始業に伴う電力需要が急増しました。原子力は全開運転ですが、石炭火力の稼働率が上昇し、全エリアで最も高い排出係数となりました。(PJM)

時間帯別CO2排出係数

日中平均:0.410 - 0.460 kg/kWh

夜間ピーク:0.520 - 0.570 kg/kWh

6. 東京電力管内:平日朝の冷え込みにより火力がフル稼働

平日の出勤・登校時間帯と厳しい寒さが重なり、電力需要が4000万kW台後半まで上昇。日中の太陽光による緩和はあるものの、火力依存度は依然として高い水準です。(パシフィックコンサルタンツ社の推計値を引用)

時間帯別CO2排出係数

日中ボトム:0.320 kg/kWh

夜間ピーク:0.550 - 0.600 kg/kWh

7. 九州電力管内:平日の高需要を原子力と太陽光で抑制

平日も原子力の安定供給がベースとなり、日中は好天による太陽光発電が需要のピークを抑制しました。東京エリアと比較し、石炭・ガスの焚き増しが抑えられています。(パシフィックコンサルタンツ社の推計値を引用)

時間帯別CO2排出係数

日中ボトム:0.180 - 0.230 kg/kWh

夜間ピーク:0.470 - 0.520 kg/kWh