商船三井、欧州の洋上風力支援船「SOV」事業へ参入(26年3月)
商船三井、欧州の洋上風力支援船「SOV」事業へ参入(26年3月)
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株式会社商船三井は、2026年3月12日に、キプロスのショラー・ホールディングス社と共同で洋上風力発電用オフショア支援船「SOV」2隻を保有し、ドイツの運航会社に出資することを発表しました。これにより同社は、台湾に続き世界最大の洋上風力市場である欧州でのSOV事業へ初めて参画することとなります。

欧州市場に向けた戦略的投資と船舶開発
今回のプロジェクトでは、2027年に竣工予定のSOVを共同保有するとともに、洋上エネルギー分野の船舶開発を担うドイチェ・オフショア・シフファールト社に出資します。SOVは洋上風力発電所のメンテナンスに従事する技術者を宿泊させ、各風車へ安全に送迎するための特殊船舶です。波浪の中でも船体を一定の位置に保つ自動定点保持装置や、揺れを吸収して風車に渡るための歩み板(モーション・コンペンセーテッド・ギャングウェイ)を備えているとしています。
脱炭素化に向けたオフショア事業の拡大
本事業への参画は、同社が掲げる環境戦略および海洋事業の強化の一環として位置づけられています。欧州で培われる高度な運航ノウハウや技術知見を蓄積することで、今後日本国内で本格化が予想される洋上風力発電プロジェクトへの応用も視野に入れています。同社は、洋上風力発電のバリューチェーンにおける支援船事業を重点領域と捉え、クリーンエネルギーの普及に貢献する安定的な収益基盤の構築を推進する方針です。
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