【系統用蓄電池事業】ウエストホールディングス、広島で中国電力管内最大級の系統用蓄電所を受電開始

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株式会社ウエストホールディングスは、2026年5月14日、広島県安芸高田市の「ウエスト ニュージーランド村ソーラーパーク」内に設置した、同社初となる特別高圧系統用蓄電所の受電を開始したことを発表しました。受電開始日は2026年4月1日で、中国電力管内で受電を開始した蓄電所としては最大級(同社調べ)の規模となります。

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本蓄電所は、2008年に閉園した「広島ニュージーランド村」跡地の太陽光発電所に隣接して建設されました。既設の発電所は出力9,618kW、38,472枚の太陽電池モジュールを備えており、今回の蓄電所併設によって、再生可能エネルギーの有効活用と電力系統の安定化を同時に目指すとしています。

卸電力取引所から需給調整市場への段階的参入

運用の初期段階として、まずは日本卸電力取引所(JEPX)での取引を開始します。市場価格の変動に合わせて充放電を行うことで収益化を図り、その後、電力の需給バランスを維持するための「需給調整市場」へも順次参入していく計画です。

これにより、日中の太陽光による余剰電力を蓄電し、需要が高まる時間帯に放電するタイムシフトが可能となります。FIT制度に基づく売電事業に加え、蓄電池による市場運用を組み合わせることで、エネルギーマネジメント事業の多角化を推進します。

地域貢献とBCP拠点としての将来展望

将来的には、太陽光発電所で生み出した電力を蓄電し、夜間電力として供給するほか、地域のBCP(事業継続計画)拠点としての活用も検討されています。災害時などの停電が発生した際、蓄電池に貯蔵された電力を地域に供給することで、エネルギー自給率の向上と地域の防災力強化に寄与する方針です。

ウエストグループは、本案件を系統用蓄電池事業の重要なステップと位置づけ、再エネの主力電源化と脱炭素社会の実現に向けたインフラ整備をさらに加速させる考えです。

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