日産、米ミシシッピ工場での新型EV生産計画中止を表明 需要減少で方針見直し

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日産自動車は、2026年5月1日、米国ミシシッピ州キャントン工場における新型電気自動車(EV)の生産計画を中止する方針を明らかにしました。複数のメディアが報じており、同社の北米におけるEV戦略の見直しの一環とみられます。背景には、米国におけるEV需要の変化があるとされています。

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米国EV市場の変化が影響

今回の計画見直しは、米国市場におけるEV需要の減速が影響したとみられます。報道によると、米国では2025年以降、EV購入を支援する税制優遇措置の見直しが進み、消費者の購買行動に変化が生じています。

これにより、従来想定していた販売規模の確保が難しくなり、投資判断の再検討が必要となったとみられます。EVはバッテリーコストやインフラ整備の影響を受けやすく、市場環境の変化が計画に直接影響する特徴があります。

キャントン工場の位置付け

ミシシッピ州キャントン工場は、日産の北米生産拠点の一つであり、従来は内燃機関車の生産を中心に稼働してきました。同社は2022年に同工場でのEV生産を検討していましたが、今回の決定により計画は見直される形となります。

現時点で工場自体の運営方針に変更があるかは明らかにされていませんが、EVシフトの進め方については地域ごとに再調整が進んでいる状況です。

グローバル戦略の再構築

自動車業界では電動化の流れが続く一方で、地域ごとの需要動向や政策環境に応じた柔軟な対応が求められています。日産も、北米を含む主要市場において、投資配分や製品投入のタイミングを見直しているとしています。

今回の動きは、EV市場が一律に拡大するのではなく、政策や消費者動向に応じて変動することを示す事例の一つといえます。今後の各地域でのEV展開の進め方が注目されます。