青山環境副大臣「再エネ礼賛は終わった」、自身のYouTube番組で語る

· 電力脱炭素,環境省

青山繁晴環境副大臣は、自身のYouTubeチャンネル「ぼくらの国会」にて、国会答弁や委員会を通じて感じた「再生可能エネルギーを取り巻く空気の変化」について語りました。

この番組で、青山副大臣が示した、再エネにかかわる論点を整理します。

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1.「再エネ礼賛」は終わった

青山副大臣は、与野党を問わず委員会の部屋全体に、これまでの再エネ一辺倒な姿勢を是正すべきという「共通認識」が生まれていると述べました。

「(委員会室の中の)再エネの礼賛はもう全くないですよね。……再エネのネガティブな面を克服しなきゃいけない、万歳と言ってきた時代は終わったなと。」

2.「リニューアブル(再生可能)」という言葉使いについて

青山副大臣は、英語の「Renewable(リニューアブル)」という言葉自体が持つ、無限でクリーンなイメージに疑義を呈しています。

「リニューアブルって言うと、なんぼでも(再生して)来まっせという……非常にフィクショナルな、良き面だけを強調しているところがあった。」

具体例として、風力発電をあげ、「地球全体の風の量は一定であり、一箇所で風を止めれば他へ吹くはずの風が吹かなくなる」といった物理的な限界を指摘。自然界のエネルギーを「無限に再生可能」と定義することについて異論を述べています。

3. 太陽光パネル廃棄問題

再エネ推進の裏で放置されてきた「出口戦略(廃棄問題)」についても、強い言葉で批判しています。

「30年で太陽光パネルはもうダメになって分解しなきゃいけない。……解体した時にセレンやカドミウムといった有害物質が出ますよっていうのも最初から分かっているわけです。」

製造段階から判明しているリスクに対して、「リサイクル不可」や「有害物質の流出」といった問題を直視せずに導入を進めてきた責任を問い、自動車と同様の適切な解体・リサイクルサイクルの確立を急務としています。

4. 熊の出没と環境破壊の関係

近年、社会問題となっている「熊の市街地出没」と再エネ開発の関係についても言及されました。

「熊は何も喋ることはできない。……生活環境、食性が変わってしまえば食べ物があるところに出てきます。再エネで山林を歪めたことが(熊出没と)無関係かというと、そんなことは到底言えない。」

青山副大臣は、山林へのメガソーラーや風力発電の設置が、生態系や食性に影響を与えている可能性を指摘。人間側の都合による開発が、野生動物との摩擦を引き起こしているという視点を示しています。

今後の展望

青山副大臣は、国会答弁を通じ、以下の2点を実行に移すとしています。

①環境影響評価制度(アセスメント)の厳格な運用

安全、景観、自然破壊の3点から厳しくチェックし、不適切な事業には許可を出さない。

②実効性の高いゾーニング

「どこに作っても良い」わけではなく、自治体のマップ作りを支援し、守るべき場所を明確にする。

詳細は、こちらのYoutube動画をご覧ください。