【市場解説】ベネズエラ危機&イラン政情不安で金・銀価格高騰。NY市場で銀81ドル、金4500ドルの節目を突破

· DS構造研,電力速報

26年1月7日午前6時30分現在、WTI原油は1バレル56.96ドルと下落している。

一方、金価格は1オンス4505ドルと上昇している。有事に対するリスクの高まりを意識している可能性がある。

銀も上昇、1オンス81.18ドル近辺で取引されている。

原油安の背景には、ベネズエラにおける原油増産観測がある。制裁緩和の可能性や、国際市場への復帰期待を受け、供給増加が意識されている。

一方で、この動きに対してはEUや中国、ロシアなどが相次いで懸念や反対の立場を示しており、エネルギーを巡る国際政治の緊張はむしろ高まっている。ベネズエラ情勢は供給面では価格押し下げ要因だが、外交面では不確実性を残している。

同時に、中東ではイラン情勢が不安定化している。国内抗議の長期化や体制の緊張に加え、ロシアとの関係をめぐる観測も重なり、地政学リスクが再評価されている。こうした環境下で、投資資金は原油のような景気循環型資産から、金や銀といった有事対応資産へと向かいやすい状況だ。

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