【速報】鴨川メガソーラー計画、FIT認定失効が確定―地域住民と再エネの共存はあるか?

· 電力脱炭素,住民反対

千葉県鴨川市の山林で計画されていた大規模太陽光発電(メガソーラー)FIT認定の遡及的失効が確定しました。読売新聞、朝日新聞、千葉日報などが相次いで報じています。

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本計画は2014年にFIT認定を受け、1kWhあたり36円の買取価格が想定されていましたが、運転開始期限を満たさず、延長申請における系統連系手続きの不備が確認されたことで、資源エネルギー庁は2023年4月1日に自動失効していたと判断しました。

現在の新規太陽光の買取水準は8円台まで低下しており、仮に再申請できたとしても当初想定の事業性は維持できません。さらに政府・与党は2027年度以降、メガソーラー新規案件への支援縮小を打ち出しており、事業継続は困難との声が多くあります。

背景:地域トラブルと、県・市の対応

本計画を巡っては開発許可条件に違反した伐採行為が相次いで判明していました。

千葉県によれば、計13か所・約2.4ヘクタールで無許可伐採が確認され、県は工事の大部分を停止させ、事業者に復旧計画の提出を求めました。2026年初頭には、地形条件が比較的緩やかな4か所について、試験的な植林復旧のみを限定的に認めています。

一方、鴨川市は、住民団体からの景観・防災面の懸念を受け、説明責任や安全対策の徹底を事業者に要請してきました。県知事も、資金計画や施工能力を含め「計画を適正に遂行できるか」を改めて精査するよう指示しています。